モントリオール植物園は、カナダのケベック州モントリオール東部にある北米有数の植物園です。敷地面積は約75ヘクタールで、世界各地の数多くの植物種や園芸品種、約30のテーマガーデン、展示温室、広大な樹木園があります。憩いの場であると同時に、植物研究や生物多様性の保全、環境教育の拠点でもあります。
歴史
1929年、植物学者のマリー=ヴィクトラン修道士がモントリオールに植物園を設ける構想を提案しました。正式な創設日は1931年6月9日です。植物学者で造園家のアンリ・トイシャーが設計を担当し、科学研究、教育、景観の美しさを兼ね備えた施設を目指しました。工事は1932年に始まり、1936年に一般公開されました。その後、植物コレクションや温室、テーマ別の庭園が拡充され、2008年にはカナダ国定史跡に指定されました。
テーマガーデン
日本庭園は造園家の中島健が設計し、1988年に開園しました。小道、池、石、樹木、滝が調和し、日本の庭園文化を感じられる静かな空間です。中国庭園は1991年に開園し、明代の伝統的な私庭に着想を得ています。曲がりくねった小道、東屋、装飾壁、池などが象徴性と調和を表現しています。
先住民の庭では、植物を食料や薬、日常生活に利用してきた先住民の知識と伝統を紹介しています。そのほか、高山植物、バラ、水生植物などに焦点を当てた庭園もあります。
温室と樹木園
展示温室では、ケベックの屋外環境とは異なる条件を必要とする熱帯・亜熱帯の植物を観察できます。展示内容は季節や企画によって変わります。樹木園には各地の樹木や低木が集められ、季節ごとの変化を楽しみながら木々の間を散策できます。盆栽などの観賞植物のコレクションもあります。
見どころと訪問情報
植物園は植物学研究、生物多様性の保全、市民向け教育に貢献しています。バイオドーム、昆虫館、プラネタリウムとともに、Espace pour la vieという科学博物館群を構成しています。所在地はモントリオールの4101 Sherbrooke Street Eastです。園内は広いため、見学には数時間を確保するとよいでしょう。訪問前に公式サイトで開園時間、各施設の利用状況、チケット情報を確認してください。
ギャラリー
