ザキントス島は、ギリシャ本土の西にあるイオニア海の島です。ターコイズブルーの海、砂浜、石灰岩の断崖、海食洞、オリーブ畑に覆われた緑の谷で知られています。ザンテという別名でも呼ばれ、ビーチでの休暇だけでなく、ボートツアー、伝統的な村の散策、イオニア諸島の歴史を学ぶ旅も楽しめます。
地理と自然
ザキントス島は、ケファロニア島とコルフ島に次ぐイオニア諸島で3番目に大きな島です。西海岸には高い断崖や人里離れた入り江が多く、東海岸には砂浜や傾斜の緩やかな海岸が広がっています。内陸部にはオリーブ畑、ブドウ畑、松林、地中海性の植物が見られます。山地と肥沃な谷、海岸の景観が組み合わさり、ギリシャを代表する観光地の一つとなっています。
ナヴァイオ湾
島で最も有名な場所は、難破船の浜として知られるナヴァイオです。北西海岸に位置し、明るい色の高い石灰岩の崖に囲まれています。砂浜には船の残骸があり、この場所の現代史を象徴しています。白い崖、淡い砂、鮮やかな青い海の対比は、ギリシャを代表する風景として知られています。崖の上の展望地点から湾を眺めることができます。安全上の理由で浜への立ち入りや船による接近が制限される場合があるため、訪問前に最新の規則を確認してください。
ブルーケーブ
北海岸のスキナリ岬付近には、石灰岩の断崖に形成された海食洞や自然のアーチが連なるブルーケーブがあります。太陽光が水面や岩壁に反射し、さまざまな青色を生み出します。通常はボートツアーで見学しますが、洞窟にどこまで近づけるかは海況やツアー運営者の判断によって変わります。
ザキントス海洋国立公園
島の南岸とラガナス湾は、自然保護の面で特に重要な地域です。海と沿岸の生態系を守るため、1999年にザキントス海洋国立公園が設立されました。この地域は、アカウミガメ(Caretta caretta)が地中海で繁殖する重要な場所の一つです。カメはゲラカス、ダフニ、ラガナス周辺などの砂浜に卵を産みます。マラソニシ島やペルーゾ島も保護地域に含まれています。訪問者は公園の指示に従い、巣に近づいたり野生動物を驚かせたりしないようにしてください。浜によっては、季節ごとの利用時間や立ち入り範囲が定められています。
マラソニシ島とビーチ
マラソニシ島は南岸沖にある小さな島で、明るい砂と透明な海で知られています。近くにカメの産卵地があることから、タートルアイランドとも呼ばれます。ザキントス島の人気ビーチには、ゲラカス、ダフニ、バナナ、カラマキ、チリヴィ、アリケスなどがあります。海岸の形状、水深、施設はそれぞれ異なり、静かに過ごせる場所もあれば、マリンスポーツやカフェ、用具レンタルを利用できる場所もあります。自然保護の規則や季節ごとの制限を確認して選びましょう。
ザキントスの町
島の中心都市もザキントスと呼ばれ、東海岸のボハリ丘の近くにあります。島は長い間ヴェネツィア共和国の支配下にあったため、町の建築にはヴェネツィアの影響が見られます。1953年の地震とその後の火災で多くの建物が被害を受けましたが、その後再建されました。中心部にはソロモス広場、聖ディオニシオス教会、博物館、カフェや店が並ぶ海沿いの通りがあります。ボハリ丘に残るヴェネツィア時代の要塞跡からは、町と海を一望できます。
歴史と文化
ザキントスの歴史は、古代ギリシャの集落、ローマ時代、ビザンツ帝国、ヴェネツィア支配と結びついています。ヴェネツィア人は豊かな植物相にちなみ、この島を「東方の花」と呼びました。19世紀には独立したギリシャの一部となりました。島は民謡やセレナーデなどの音楽文化でも知られています。ギリシャ国歌の歌詞を書いたディオニシオス・ソロモスは、この島の出身です。地元の料理にはオリーブオイル、チーズ、魚介類、肉料理、伝統的な菓子などがあります。
訪問に適した季節
海水浴の中心シーズンは、一般に晩春から初秋までです。6月と9月は暖かく、真夏より混雑が少ないことが多いため、旅行に適しています。7月と8月は人気のビーチやツアーが混み合う場合があります。春は花が咲く景色を楽しめ、秋は村や文化遺産を巡るのに向いています。ボートツアーは天候に左右され、保護対象の浜では季節ごとの規則が適用されることがあります。
アクセス
島の空港へ飛行機で向かうか、ペロポネソス半島のキリニからフェリーを利用してアクセスできます。観光シーズンには季節運航の国際線もあります。遠くのビーチや村、展望地点を巡るにはレンタカーが便利ですが、バスやツアーが利用できる場所もあります。ボートツアーでは海食洞や入り江、近くの小島を訪ねられます。ナヴァイオや保護区域へ向かう前に、最新の立ち入り制限を確認してください。
ギャラリー
